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練馬区立北町西小学校にて『PFJ命の授業』を行いました
地域|2022/03/15
2022年3月15日、練馬区立北町西小学校にて、『PFJ命の授業』を行いました。
対象は、卒業する6年生です。
異動された吉川前校長先生から引き継がれた小松田校長先生からのご依頼による初めての講演でした。
開会の際の小松田校長先生の言葉から、純粋に吉川前校長先生の想いを引き受けたのではなく、その想いを引き継ぎ、ご自身の想いとして語ってくださっているのが伝わってきました。
驚くべきことに、今回は生徒全員が「どうぞ!」を読んでくれており、その姿勢に喜びを感じました。
ここにいる全ての生徒が「どうぞ!」を読んでくれているのなら、マカさんの経緯を改めて説明する必要性はないのではないか…と思えるほどでした。こうした事前の取り組みからも、小松田校長先生の想いを感じました。
講演の中では特に、昨年の仙台講演のエピソードは生徒にとって衝撃的だったようです。
震災から10年以上経った今でも、フラッシュバックや鬱症状に悩まされ、命を絶つ人がいること。
そうした現実の中で、子どもたちの心をケアしていくためにPFJに講演依頼があったこと。
ニュースでは報道されない事実を知り、心を揺さぶられた様子でした。
質疑の時間には、
「どうして行動範囲を狭めないんですか?」
「余命期間を過ぎてからは、どんな気持ちで過ごしているんですか?」
など、鋭い着眼点の質問が相次ぎました。
行動範囲を狭めないのは、自分を動かす原動力を湧き起こすため。
余命期間を過ぎてからの日々はボーナスタイム。一日一日が大切なんだ。
と答えるマカさんの言葉には、命を動かすこと・命を大切に思うことの意味が込められていました。
副理事長の星野からは、仙台講演の際にマカさんが身体の負担が大きいにもかかわらず「這ってでも行く!」と譲らなかったエピソードが明かされました。
『PFJ命の授業』にかけるマカさんの、文字通り“命懸け“の想い。
生徒たちには衝撃とともに伝わったようでした。
講演後にいただいた感想文のいくつかには、
『家に「どうぞ!」があって何気なく読んだとき、気持ちが切り替わったことがあった』とマカさんに感謝するメッセージが綴られていました。
マカさんの想いを込めた活動は、脈々と子どもたちに引き継がれている…そう実感するばかりの本講演となりました。