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横浜市立霧ヶ丘学園にて『PFJ命の授業』を行いました

地域|2025/03/04

2025年3月4日、横浜市立霧が丘学園にて、中等部92名の卒業生を対象に「命の授業」を行いました。今回の講演の前半は癒シンガー・ケイコさん、後半はマカ氏が講師を務め、それぞれが自身の経験を通じて命の尊さを伝えました。

ケイコさんは、難病である多発性硬化症と向き合う女性シンガーです。彼女が経験した悲しみや苦しみは今の彼女を形作り、その経験を愛に変えて命の大切さを伝えています。ケイコさんが「世界で一番素敵な言葉」を歌い終えた瞬間、会場は感動に包まれ、私たちスタッフも鳥肌が立つほどでした。ケイコさんの歌と言葉が生徒たちを優しく包み込むひとときとなりました。

後半では、難病ALS患者として「命の大切さ」「生きる喜び」を伝え続けるマカ氏が登壇しました。マカ氏は、人をいじめることは巡り巡って自分に返ってくること、自ら命を絶ってはいけないこと、どんな壁も乗り越える方法があることを力強く伝え、その言葉は深く生徒たちの心に響いたようでした。息苦しさを滲ませながらも懸命に語りかけるマカ氏の姿は、生徒たちに「命について真剣に考える」という思いを呼び起こし、相乗効果で生まれた熱が会場を包み込んでいました。

マカ氏の著書『どうぞ!ALS患者からYOUへ』は、全国1983か所の学校や児童館に設置されており、「ぜひ読んでみたい!」という生徒たちの声を受け、その数は今も増え続けています。道徳の授業でこの本を読んでいた生徒たちにとって、今回の「命の授業」がより深い学びとなっていれば嬉しいです。

卒業、すなわち義務教育の終わりを控えた生徒たちの瞳には、これからの人生をしっかりと生きていこうとする決意が感じられました。

この度の講演に関わってくださった皆さまに心よりお礼を申し上げます。

ポジティブ・フロム・ジャパンは、今後も命の尊さを伝える活動を続けてまいります。ご理解とご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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